2020年07月15日 13:53更新
梅雨末期に起きやすい豪雨による水難事故に備えた救助訓練が、15日に関川で行われた。各地で豪雨災害が多発していて甚大な被害も出ていることから、河川が増水したことを想定した訓練を見直す必要があるという。
訓練は謙信公大橋の下流で人が溺れている想定で行われた。はじめに通報をうけた上越消防の職員28人が現場に駆けつけ要救助者を捜索。続いてボートで要救助者の近くまで行くと、隊員が川に飛び込み救助にあたった。
上越消防署の池田聡署長は「河川が増水して厳しい状況での訓練だったが、迅速かつ安全に実施することができた」と訓練を振り返る。
上越消防署 特別救助隊の中村俊広隊長は「海や川では地上と違って声が聞こえにくくなる。必ずペアで行動することや合図などを重視して訓練に取り組んでいる」と日頃の心構えを話していた。
上越消防署管内ではここ数年川での水難事故は発生していない。海では平成26年に柿崎区の上下浜で5人が波にさらわれ亡くなる事故があった。近年は釣り人が海に転落する事故が多いということ。
上越消防署では、水にはたくさんの危険があるため、日頃から危険な個所を意識してレジャーシーズンを楽しんでほしいと呼びかけている。
Copyright (C) 2016-2023 上越妙高タウン情報 All rights reserved.