2020年07月01日 09:37更新
上越市や妙高市などにあるパソコン教室が、ウイルス感染が心配される高齢の受講生を対象に、30日、オンラインでの日帰り旅行を実施した。
オンライン旅行を企画したのは、シニア世代を対象にパソコン教室を開いているジョイスクール。
教室では、毎年、親睦をふかめる日帰りバス旅行を行なっていたが、コロナ禍によって今年は中止となっている。その代わり、新潟市にある観光ワイナリー、カーブドッチと上越市などにある3つの教室をオンラインでつなぎ、受講生に旅行気分を味わってもらうことにした。
この日は、ジョイスクールの伊藤由美子社長と旅行会社の担当者が、ワインナリーの現地に立ち、ブドウ畑やワインセラーの様子を受講生50人に中継リポートした。
リポートでは、ワインの試飲もあり、会場を大いにわかせた。
受講生からは「行きたくなる気持ちを味わえた」「自粛解除でも出かけるにはまだ抵抗があるので、続けても良いのでは」といった声が聞かれた。
この教室では、コロナ対策として、テレビ会議アプリZoomをつかったオンラインレッスンを始めていて、受講生の関心も高まっているという。
伊藤社長は「緊張したが皆さんの協力で何とか済んだ。意見を伺いながらまたやってみたい。オンラインを活用することでいろいろ挑戦できる。皆さんから活用してほしい」と話していた。
教室では今後、オンライン納涼会も予定している。
ちなみに、受講生の皆さんはバス代はもちろん、現地レポートの経費も教室が負担したので経費ゼロの旅だった。
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