2020年06月16日 20:25更新
上越市高田城址公園で15日から桜の土壌を改良する作業がはじまった。
上越市高田城址公園には2200本のサクラがある。一般に桜の寿命が約60年といわれるなか、公園の桜の多くが樹齢100年を超え老齢化が目立つようになってきた。
そうした中、市では高田の桜を100年後に残そうと長寿命化計画をつくり6年前から桜の手当てに取組んでいる。今年は開花調査木や忠霊塔付近にある桜など300本以上が対象になる。
作業は土壌改良や施肥、剪定などを中心に行われる。なかには弱ったために伐採するものがある一方、植樹も進める計画。
初日は桜守2人が木の周りに8つの穴を空け肥料の入った竹を埋めていた。穴の深さは約40cm。こうすることで水はけや空気の通りが良くなって根を傷めずに栄養を吸収することができる。 最後には土を柔らかくする炭の入った肥料などを加えた。
桜守の1人、小山秀さんは「昨年、関係者が見て効果が出ていると言った。見ると細かい根が増えていた。微々たるものではあるが、改良してきてよかった」と笑顔で話していた。作業は11月上旬まで続く予定。
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