2020年06月16日 16:00更新
特殊詐欺を未然に防いだとしてコンビニエンスストアの店員2人に上越警察署から感謝状が贈られた。
感謝状を受け取ったのはセブンイレブン上越春日野店のオーナー齊藤昭弘さんと副店長の服部稔さんの2人。警察によると先月26日、60歳代の女性が店を訪れ25万円分のウェブマネーカードを購入しようした。それを不審に思った服部さんが声をかけたところ女性は「インターネット利用料の未納分を支払わなければならない」などと話した。
服部さんは当時の状況について「女性はカードの買い方が分からなかったのか、困っている様子だった。電話の相手に何度も問いかけ、カードを持ってきた。そこで絶対に特殊詐欺だと伝えお金の支払いをやめるよう説得した」と話した。この店では以前にも同じような事例があったため、ウエブマネーを購入する人には注意をはらってきたということ。
斉藤さんは「スタッフには少しでもおかしいと感じたら係の責任者に言うように言っている。緊急であれば本部に連絡するようにも言っている」と話した。
上越警察署管内では今年、特殊詐欺事件が2件発生し260万円の被害があった。一方で被害を未然に防いだ件数は8件と前の年より増えたということ。警察では少しでも怪しいと感じたらすぐに警察に相談するよう注意を呼び掛けている。上越警察署の岡村厚署長は「コンビニや銀行などと今後さらに連携を密にして、上越市内から特殊詐欺を無くすことを目指していく」と語った。
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