2020年06月10日 10:50更新
上越市内の中学校では授業再開にあわせ、部活動も少しずつ本格的な練習になってきた。生徒たちは、仲間と部活ができる喜びをかみしめている。
上越市立城北中学校では運動部と文化部あわせて12の部活動が今月2日、再開された。はじめの1週間は体慣らしで1時間の活動に制限してきたが、きのうからは1時間30分に延長された。このうち野球部では、ヘルメットなどの消毒を頻繁に行って感染対策をとっている。生徒たちはプレーの感覚を取り戻そうと、実戦形式の練習に汗を流した。
野球部の富澤啓和副主将は「休止期間は、自主練習していたが試合をしたかった。部活では声をかけたり、良いプレーをほめられると気持ちも上がりとてもうれしい」と話していた。
また吹奏楽部では、密を避けるためパートごとに分かれて練習している。窓は全開。楽器によってはマスクを外すが、手指だけでなく吹き口を洗うなどの対策をとっている。
吹奏楽部の新部天花部長は「休止期間は人がいない場所で自主練習していたが、一人だとみんなと合わせる楽しさが味わえなかった。部活はいろいろな音が合わさった時や、難しいところができた達成感が違う」と話していた。
今年度は大会や発表会がほとんど中止になってしまったが、3年生は新たな目標をもって残り少ない部活動に取り組んでいる。
野球部の富澤副主将の目標は、後輩たちに自分たちの思いを教えることだという。「中学の野球を楽しんでほしい」と後輩たちの指導にあたる。
吹奏楽部の新部部長は「中学最後なので自分のできることを全力で取り組み、悔いのないようにしたい」と意欲をにじませていた。
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