2020年06月06日 03:00更新
大島区下達にある「日本一うまいトコロテン」の営業が始まった。気温の上がった4日は涼をもとめる人たちで賑わっていた。
日本一うまいトコロテンは今から135年前、1885年の創業。現在は5代目にあたる武江稔さんが昔ながらの味を伝えている。
店名の由来は戦後復興で当時の行商人がトコロテンを食べ歩いていた。その時に「ここのトコロテンが一番うまい!」と言って暖簾を作ってくれたのが始まりだという。
こだわりは岩清水と伊豆七島から取り寄せた3種類の天草。これを丁度良くブレンドすると香りが良くてのどごしのあるトコロテンができるということ。
4日は日差しの強いなか、地元だけでなく県内各地から多くの人が訪れていた。
新潟市から来たという男性は「これを食べるためだけに来た。おいしかった。」と満足した様子だった。市内から来た男性は「トコロテンの美味しさは水だと思う。家で食べるのはあまりおいしく感じないが、ここのは一味違う」と語っていた。
店では現在ウイルス対策で席数を制限している。営業時間も午前10時から午後4時までに短縮。今年は10月中旬まで休み無しで営業する予定。武江さんは「大変な時期だがトコロテンをを食べて元気になって皆さんと笑っていけるように頑張っていきたい」と話していた。
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