2020年06月03日 21:54更新
全国の強豪をめざす上越高校サッカー部が今月から約2か月ぶりに活動を再開した。今年度は1年生29人が加わり部員は70人、2日はミニゲームなどで汗を流した。
上越高校サッカー部は、コロナウイルスの影響で2か月間、部活動を休んでいたが今月1日から再開した。キャプテンの中島浩希さん(3年生)は「休み中は合同練習ができなくてモチベーションを維持するのが大変だった」と話す。また、藤川祐司監督は「まずは選手のサッカーを楽しんでいる姿を見てホッとした。やっと部活が始まって嬉しく思う」と喜んだ様子だった。
上越高校サッカー部は創部5年目ながら、昨年は18歳以下が対象の高円宮杯県リーグで1部昇格を決め、上越勢初の快挙を成し遂げた。また県大会ではベスト16に入った。
今年の目標は1部リーグのさらに上、北信越勢の上位10チームが集まるプリンスリーグへの昇格。県大会はベスト4を狙う。
部活動を休んでいる間、藤川監督は選手に、体幹トレーニングなどの課題を出していた。 藤川監督は「休校はあったが全員がポジティブにやらないと気が滅入る」と今後を見据える。キャプテンの中島さんは「筋トレで体幹などがアップしたので、ボールが当たったときの感触が良くなった」という。
サッカーの強豪校を目指すなか、今年は1年生29人が加わった。そのうち11人は山口県や神奈川県など県外出身者。これでサッカー部は70人となった。
富山県出身の1年生は「練習環境も良く、学校の近くに寮もあり練習に専念できるので上越高校を選んだ。チームの勝利に貢献していきたい」。上越市出身の1年生は「1年からスタメンになって試合に出られるよう頑張りたい」と意欲を見せる。
キャプテンの中島さんは「去年の試合で、格上との力の差を感じた。リーグ戦再開までに力をつけていきたい」と意気込む。
全国から生徒が集まるなか、コーチ陣も強化されている。Jリーグなどで指導経験がある3人が加わり8人が選手をサポートする。
藤川監督は「素晴らしい環境、選手、 スタッフが集まった。今まで以上に良い結果が出せるようにやっていきたい」と抱負を語っていた。
なお、リーグ戦は延期されて7月中旬の開幕予定となっている。
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