2020年06月05日 04:00更新
上越市の指定文化財で三和区にある林富永邸に5日、「CAFE HAYASHI」がオープンする。お茶請けには「発酵」をテーマにしたスイーツが楽しめる。
「CAFE HAYASHI」を開いたのは、林富永邸に住む料理研究家 酒井里香さんと夫の宏明さん。営業は完全予約制で15席が用意されている。どの席からも枯山水の庭園を眺めることができる。
カフェで提供するスイーツは「発酵」がテーマになっている。地元・雪中梅の酒粕を使ったチーズケーキやパウンドケーキ、旬のフルーツを使った甘酒など、全て里香さんの手作り。
里香さんは今回のカフェのオープンに向け、発酵スペシャリストの資格を取得した。
里香さんは「カフェは発酵がテーマ。地域に根付く発酵文化を生かしたいと思った。」「上越に遊びに来た人を連れてくる場所になってほしい。庭を楽しみながらスイーツを楽しんでもらいたい。」と話していた。
もともと富永邸には里香さんの祖母が暮らしていた。約140年の歴史をもつ屋敷を守るため、里香さんは去年秋に夫とともに移住してきた。カフェのオープンには、屋敷の魅力を多くの人に味わってほしいという願いがある。
「CAFE HAYASHI」の営業は金曜日から日曜日、午前10時から17時まで。
文化財の庭を眺めながら発酵スイーツを味わう。上越ならではの贅沢なひとときになりそうだ。
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