2020年06月01日 13:25更新
新型コロナウイルスの影響で分散登校が続いていた県立学校が1日から、一斉に通常登校に戻った。
今朝8時半すぎ、県立高田北城高校では続々と生徒が登校した。これまでは、クラスや学年を分けた分散登校だった。きょう1日からは通常登校でいつもの朝が戻ってきた。
はじめに柳沢幸也校長が校内放送でウイルス対策への呼びかけや今後の学校生活について「不撓不屈の精神。困難を乗り越えていきましょう。みなさんには、ピンチをチャンスに変える力があると信じている。きょうからまた、一歩ずつ前進してください」とメッセージをおくった。
1年生は「分散登校では半分しか人がいなかったので、みんな揃って嬉しい」「まだクラスに慣れていないので、これからクラスの人と仲良くしたい」などの声があった。
しかし、きょうからすべてが元通りになったわけではない。朝の通学時は、他の高校と協議して電車の混雑を避けるため、始業時間を30分遅らせている。また、生徒は毎朝、検温表に記入したり、マスクを着用するなどウイルス対策に気を配っている。授業では、窓を頻繁にあけて換気、グループ学習や昼食などでは会話は控えるようにする。
また、全校集会はしばらく開かず、今月予定していた体育祭は中止。部活動は8日から段階的に再開していく。夏休みについては短縮を検討しているということ。
柳沢校長は「授業の進度は遅れているが、内容を工夫したり夏休み等をうまく使って、なるべく生徒の学習に不安が残らないようにしたい。生徒にはとにかく諦めないで一歩ずつ前に向かってほしい。そして、将来の自分の目標をクリアしてほしい」と話した。
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