2017年05月04日 17:14更新
上越市清里区棚田で田んぼに稲で文字を描く稲文字祭りが行われた。
今年の文字は「米はいのち」。
稲文字祭りは清里区棚田の「棚田の稲文字研究会」が田んぼに人を集めて
にぎわいを出したいと13年前から行っているイベント。
今年の田植えには子どもから大人までおよそ60人が参加した。
参加者の中には上越市の村山市長の姿もあった。
今年の文字は「米はいのち」。
これは稲文字を始めた最初の文字で原点に戻って改めてコメの大切さを
考えてほしいとの願いが込められている。
参加者は2アールの田んぼに文字の形に沿ってこがねもちの苗を植えていった。
村山市長は「稲文字は地域の皆さんで一緒に楽しもうという遊び心が
農業の中に取り入れられていていいこと。今後も続けてほしい」と話していた。 田植えが終わると参加者には昔から農作業の合間に食べていた「こびり」が振る舞われた。
今回植えられた苗は9月に収穫され秋に行われる祭りで餅として振る舞われる。
主催者で棚田の稲文字研究会事務局長の武田公夫さんは
「子どもが泥んこになりながら楽しそうに植えてくれていた。
連休に帰省して田んぼで遊べるという思い出を残してもらいたい」と話した。
稲文字は今はまだうっすらと見える程度だが
5月の後半にもなるとはっきりと読めるようになるということ。
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