2020年05月27日 14:57更新
特殊詐欺の被害を防ごうと、妙高警察署などが防犯機能付きの電話機をプレゼントするキャンペーンを行い、きょう27日当選者の自宅に電話機が取り付けられた。
キャンペーンは防犯機能付きの電話機を10台プレゼントするもので、159件の応募があった。きょうは当選した1人、78歳女性の自宅を、防犯協会の会長を務める入村市長が訪れ、電話機を手渡した。入村市長は「不穏な動きがあるから、電話機を利用して災いがないように」と話した。電話機が取り付けられると、さっそく女性は使い方を教わっていた。
この電話機は電話をかけてきた相手に、通話が録音されていることを伝えたり、相手の名前をたずねる音声が自動的に流れるため、電話の所有者は受話器をとる前に相手の名前を確認できる。女性は電話機を早速使ってみると「電話をかけてきた相手が分かるので、安心した」と話した。
この女性によると4年ほど前、不審な電話がかかってきたという。「息子の名前をかたり、携帯電話の番号変わったと言ってきた。声が違うし 、番号が変わるなんて言いっこない」と、その時は相手に再度名前をたずねると、相手は電話を切ったという。このほか、警察署の職員は新型コロナウイルスに関連する詐欺にも気を付けるよう呼びかけた。
妙高警察署の生活安全課、松田将一課長は「特殊詐欺の手段は固定電話が6割以上。電話の相手が詐欺かもしれないという意識が大事」と話している。当選したほかの9人の自宅には、すでに電話機が設置されている。
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