2020年05月26日 18:18更新
妙高市の笹ヶ峰牧場で、26日から牛の放牧が始まった。笹ヶ峰牧場は標高1,300mにある。初日の26日は、上越地方を中心に県内各地の農家から和牛19頭、乳牛42頭のあわせて61頭が放牧された。
放す前には、体重測定や爪切り、ワクチンの接種などが行われた。
牧場の広さは108ヘクタール。夏は涼しく広々とした環境で過ごすことで、牛の骨格が丈夫になったり体力アップの効果が期待できる。今年は少雪で去年より数日早い放牧となった。
また初日の26日は、地元妙高高原南小学校の1、2年生が見学に訪れた。児童は「かっこいい!」「思ったよりもっと大きい!」と本物の牛の迫力に驚いていた。
JAえちご上越営農部の藤岡凌太さんは「畜産業は手間がかかる。担い手を増やすために放牧で農家の負担を少なくし、少しでも続けてもらえるようにしたい。牛には、農家に戻るときに預けて良かったと思ってもらえる成長をしてほしい」と話していた。
放牧は10月下旬まで行われる予定。
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