2020年05月18日 15:18更新

妙高市は新型コロナウイルスの影響で売り上げが減少している中小企業を支援しようと、一律10万円を支給する。きょう18日から受付が始まり、市では「事業継続のために活用してほしい」と呼びかけている。

妙高市観光商工課の鈴木寛主査は「外出自粛などで客が来ない。特に飲食・宿泊業への影響が大きいので、妙高市独自の支援が必要」と話す。

支給の対象は、ことし3月または4月の売り上げが前年の同月と比べて半分以下に減った中小企業。個人営業やフリーランスも含まれる。支給額は一律10万円。市では400社程度の申請を見込んでいる。

手続きは市にある申請書、または市のホームページにある申請書を印刷し、必要事項を記入。確定申告書のコピーは必要ないが、商工会議所や商工会、金融機関などが確認した売り上げ高比較表を提出する。

申請書はウイルス対策のため、窓口直接ではなく郵送で提出する。申請の受付期限は6月30日（火）。市によると、これまでに30件ほどの問い合わせがあったという。 

鈴木主査は「観光業は妙高市にとって重要。飲食業など事業を継続してもらい地域経済を活性化してほしい」と制度の活用を呼びかけた。助成金は申請から2週間ほどで振り込まれる。また、市ではホームページで事業者を支援する国や県の制度も紹介していて、活用するよう呼びかけている。