2020年05月14日 18:33更新
この夏の「上越まつり」は新型コロナウイルスの影響で、祇園祭は全て中止となり、謙信公祭は春日山神社での祭典は実施するが、その他は中止とすることが決まった。
上越まつりは今年45回目となる予定だった。まつり委員会では新型コロナウイルスの拡大防止のため、高田祇園祭と直江津祇園祭、謙信公祭の関係者と協議を重ねた結果、いわゆる3密を防ぐことができないと判断し、謙信公祭の祭典を除く全ての催しを中止とした。高田・直江津の祇園祭が中止となるのは昭和51年の「上越まつり」以来初めて。
今年で95回目となる謙信公祭は8月16日、春日山神社の祭典のみ神職や氏子など最低限の人数で実施する。前夜祭や大民踊流し、出陣行列・川中島合戦の再現などは中止になる。ただし、奉納武道大会や狼煙上げ、謙信流陣太鼓の演奏など一部の催しは検討中となっていて、結論は催しの1か月前、7月中をめどに出す方針。
そのほか、8月1日に予定された柿崎時代夏まつりも中止となる。
また、謙信公祭については上越ケーブルビジョンと連携し、過去の映像をインターネットなどを通して配信したいとしている。上越まつり委員会の山田知治会長は「中止は自分としても残念。市民にとっても楽しみにしていた行事であるので気持ちはよくわかる」と話した。
また、10月に予定されていたえちご・くびき野100kmマラソンは、新型コロナウイルスの収束が見通せないことから14日、中止が発表された。実行委員会は「大会に関わる全ての人の安全確保を第一とした。前回も台風の影響で中止となったので残念。深くお詫び申し上げます」とコメントした。なお、参加料については全額返金される。
Copyright (C) 2016-2023 上越妙高タウン情報 All rights reserved.