2020年05月17日 10:29更新
眠れるお宝みんなのものに!
上越市は、知名度が無くても価値のある文化財を掘り起こして未来に伝えようと、「地域の宝」の募集をはじめた。
市によると、そうした文化財の多くは高齢化の影響で保存する担い手が減りつつあり、将来失われたり忘れられる恐れがあるという。
「地域の宝」の対象は建物や仏像、山城や樹木など形あるものから、伝統行事や祭礼、芸能、風俗までさまざま。市では普段見慣れたものや価値があるかどうかわからなくても、遠慮なく相談してほしいと話している。
応募資格は所有者や管理者、保存活用にあたる団体など。一定の要件を満たせば、保存活動団体とあわせて「地域の宝」に認定される。
認定後、補助金などの支援はないが、専門家から保存・活用に必要な助言を受けることができる。また、市のホームページで紹介される予定だ。
市では「地域の文化財に光を当てるきっかけにしたい。認定されれば保存活動の弾みになり、同様の団体との交流も生まれる」と期待している。
現在、市内には国や県、市が指定した文化財が415件ある。「地域の宝」には指定済みの文化財も応募できる。
上越市「地域の宝」
募集期間は6月1日から7月31日。詳しくは上越市教育委員会文化行政課まで。
■問合せ:025-545-9269
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