2020年05月12日 19:09更新
4月に改選があった上越市議会は12日、新型コロナウイルスに関する専門の調査対策特別委員会を新たに設け、行政の取り組みについて調査・提言していくことになった。
上越市議会は4月末の選挙後、全員そろって活動するのは今回が初めてとなる。臨時会に合わせて全員協議会が開かれ、新型コロナウイルスに関して市が行った取り組みの説明を受けた。
このあと「新型コロナウイルス調査対策特別委員会」が初めて開かれた。昨今の情勢や緊急性を踏まえて今回から新設された専門の特別委員会となる。委員になったのは13人。委員長には石田裕一議員。副委員長は杉田勝典議員が務める。 初会合では委員から「今まであった制度ややり方が通用しないことがどの業界でも起きている。今までの制度や政策を規制緩和できないか」「提言を各専門部作りながら市に求めていく」「市内の経済活動をどうするか生活のダメージをどう緩和するか、いわゆる出口戦略を市独自に考えていかないといけない」など意見が出た。石田委員長は「まずは市民の声を聞きたい。これからまた何回か委員会を開いて、スピード感を持ってやっていきたい」と話した。この特別委員会は次回、今月15日(金)に開かれる予定。
またこれに先立って開かれた臨時議会で、正副議長が決まった。議長選挙には会派「輝」の飯塚義隆議員と「日本共産党議員団」の橋爪法一議員の2人が立候補。投票の結果、飯塚議員が32票中26票を獲得して新しい議長に選ばれた。また副議長選には、会派みらいの波多野一夫議員と市民クラブの近藤彰治議員が立候補し、32票中22票を獲得した波多野議員が選ばれた。議長、副議長の任期は2年。上越市監査委員は大島洋一議員が選任された。インタビューで飯塚議長は「女性議員が多く入って上越市議会が大きく変わるものと期待している。今はコロナが問題。特別委員会も立ち上げた。市の財政は厳しいが、支援はやっていきたい」と話している。
各委員会のメンバーは下記の通り(敬称略 ◎は正委員長 〇は副委員長)
〇常任委員会
■総務(8人)
◎滝沢一成 〇江口修一 ・高山優子 ・宮越馨 ・宮川大樹 ・池田尚江 ・栗田英明 ・橋爪法一
■厚生(8人)
◎渡邉 隆 〇牧田正樹 ・中土井薫 ・小林和孝 ・平良木哲也 ・波多野一夫 ・杉田勝典 ・武藤正信
■農政建設(8人)
◎本山正人 〇山田忠晴 ・髙橋浩輔 ・宮﨑朋子 ・丸山 章 ・橋本洋一 ・飯塚義隆 ・近藤彰治
■文教経済(8人)
◎上野公悦 ◎大島洋一 ・安田佳代 ・小山洋子 ・鈴木めぐみ ・ストラットン恵美子 ・田中 聡 ・石田裕一
〇特別委員会
■災害対策(8人)
◎橋本洋一 〇橋爪法一 ・小山洋子 ・高山優子・山田忠晴 ・波多野一夫 ・飯塚義隆 ・近藤彰治
■新型コロナウイルス調査対策(13人)
◎石田裕一 〇杉田勝典 ・安田佳代 ・宮﨑朋子 ・中土井薫 ・宮越馨 ・牧田正樹 ・丸山 章 ・小林和孝
・滝沢一成 ・大島洋一 ・渡邉 隆 ・上野公悦
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