2020年04月13日 18:46更新
今月19日に告示される上越市議会議員選挙を前に、柏崎刈羽原子力発電所の再稼働や市の避難計画について、立候補予定者にたずねた公開質問状の結果が、13日明らかになった。
公開質問状を出したのは市民団体「つなげよう脱原発の輪上越の会」。会では有権者の判断材料にしてもらおうと3月中旬に、市議選の立候補予定者36人に質問状を送付。回答を寄せたのは23人で回答率は63.9%だった。
質問は5つあり、そのうち「上越市が策定した原発避難計画に問題点はあるか」について「問題がある」と答えたのは13人。「問題ない」が5人。「わからない」が3人。「無選択」が2人。
「柏崎刈羽原発の再稼働に賛成か反対か」では「賛成」が2人。「反対」14人。「わからない」3人。「無選択」が4人。
また「廃炉にすべきか」では1人が「無選択」で、残りの22人が「今すぐ廃炉」または「いずれ廃炉」と答えた。さらに原子力発電環境整備機構「NUMO」が去年、上越市を核のゴミの地層処分場に好ましい地域として指定したことをうけて、「処分場をつくることに賛成か反対か」の質問では19人が「反対」。1人が「賛成」。「わからない」が3人。
このほか、県による原発の3つの検証をどう思うかという質問があり、20人がそれぞれの考えを示した。この回答結果は、会のホームページで公開している。
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