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「義の塩」はどうなる? 谷浜観光協会が解散

2020年03月16日 16:40更新

上越市の谷浜観光協会が今月8日付けで解散していたことが16日に分かった。これに伴い、謙信公ゆかりの特産品「義の塩」を作る担い手がいなくなる見通し。

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谷浜観光協会は田中酒造の元社長で去年亡くなった田中弘邦さんが協会長となり、昭和24年に発足。地元の旅館組合、浜茶屋組合、商店組合の3つで構成されていた。協会では地域で最も早い海開きをはじめ、谷浜海水浴場の維持管理にあたってきた。観光イベントでも、日焼けコンテストやすいか割り、長野県などへのPRキャラバンに取り組んできた。また地域の特産品として知られる謙信公ゆかりの「義の塩」の製造も手掛けてきた。副会長を務めていた坪田剛さんによると、今月8日に開かれた協会の定例総会で解散について話し合い全員一致で決まったという。解散の理由としては会員の減少をあげたほか、田中酒造にあった協会の事務所が環境の変化で継続できなくなったからという。

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          故 田中弘邦協会長

たにはま海水浴場は、昭和53年時には旅館民宿が60軒、浜茶屋は35軒が連なり、夏には臨時列車も行き交うほど北陸随一の海水浴場としてにぎわいを見せた。それが現在は旅館民宿10軒、浜茶屋は7軒と大きく減っている。海水浴場の入込数は平成22年度で30万人規模だったのが去年は15万7千人余りと10年で半分まで落ち込んでいた。

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観光協会は解散したが、海水浴場はこれまで通り営業するという。坪田さんは「一抹の寂しさはあるが新たな道を模索するきっかけでもある。再び活性化して発展していければ」と話している。なお「義の塩」の生産は今のところ引き継ぎ手がおらず生産の見通しは立っていないという。

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ご覧の記事の内容は2020年3月16日(月)JCVニュースLiNKで放送予定(TV111ch)初回18:30
※プレミアム会員 見逃し視聴(配信期間 3月16日 19:00~3月23日 19:00まで)

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