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トキ鉄開業5周年 次の5年は「挑戦」

2020年03月13日 19:29更新

えちごトキめき鉄道が14日、開業5周年を迎える。地域の足として通学・通勤を支えているだけでなく、リゾート列車「雪月花」の利用者が今年度、過去最高を記録した。鳥塚亮社長は今後5年のテーマは「チャレンジ」とし、雪月花を地域や新潟のシンボルにすること。そして、沿線住民に鉄道や駅舎を活用してもらう取り組みを進める計画だ。

200313_トキ鉄も開業5周年

えちごトキめき鉄道は北陸新幹線の開業に伴い、JRから並行在来線を引き継いだ。直江津と妙高高原を結ぶ「妙高はねうまライン」と、直江津と市振を結ぶ「日本海ひすいライン」の2つの路線を運営している。1日の平均乗車人数は開業から今年度まで1万1,000人あまりとほぼ横ばいだ。鳥塚社長によると、少子高齢化が進む中、一般的な地域鉄道は乗客が毎年5%ずつ減るという。しかし、トキ鉄はJRから経営を引き継いだあと、列車の運行本数を増やしたため、乗車人数を維持できている。

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また開業の約1年後に運行を始めたリゾート列車「雪月花」は、年々乗客を増やしている。これまで台湾を中心とするアジアの旅行会社への宣伝、営業などを強化。さらに沿線地域の住民がおもてなしをするなど、雪月花の価値を高め、まちの活性化にもつなげてきた。その結果、今年度の雪月花の乗車人数は開業時と比べ1,000人以上多い、6,150人にのぼり過去最高になった。

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鳥塚社長はこの5年で列車を安定して運行するベースができたとし、次の5年は「チャレンジ」する期間と位置付けている。「前社長の嶋津さんが会社を一から立ち上げた。5年かけて磐石なベースを築いた。さらにステップアップする、チャレンジする」と力を込める。

次の取組みのひとつが「雪月花」を地域や新潟のシンボルにすることだ。

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「雪月花が雪山をバックに走る景色は美しい。都会や海外の人が『新潟に行きたい』と思ってもらうことこそ、地域のシンボル」と話す。

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もうひとつは住民に駅や鉄道を観光やビジネスに活用してもらうことだ。 

「雪月花の冬のツアーでは、高田の住民が角巻でお出迎えしてくれる。また、地域住民がお土産販売でかかわるなど、ビジネスをトキ鉄に持ち込むこともウェルカム」と、住民の参加を歓迎する。

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さらに、新しい経営の柱となる取り組みを模索する。

「新型コロナウイルスもそうだが、何かあるとお客さんが来なくなる。『観光』と『地域輸送』以外に
経営の柱になることをやらないと」と知恵を絞り、春以降に行動に移す考えだ。

ご覧の記事の内容は2020年3月13日(金)JCVニュースLiNKで放送予定(TV111ch)初回18:30
※プレミアム会員 見逃し視聴(配信期間 3月13日 19:00~3月19日 19:00まで)

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