2020年03月10日 18:30更新
都会の学生が上越市中郷区で観光客を相手に働きながら田舎暮らしの良さを体験する、いわゆるワーキングホリデーの取り組みが行われている。
学生のワーキングホリデーを受け入れたのは東京のIT関連企業、スタジオジャパホ。この冬、東京の学生4人が応募した。
ジャパホは一昨年から中郷区岡沢で、観光客に雪国の魅力を味わってもらおうと体験型の観光ビジネスをすすめている。
学生たちは先月半ばから1カ月の予定で岡沢に滞在し、古民家の改装した宿泊施設の準備やスキー用品のレンタルショップを手伝いながら雪国の暮らしを体験した。
写真:スタジオジャパホ
時には妙高・赤倉のスキー用具レンタル店で除雪作業にも汗を流した。
写真:スタジオジャパホ
北海道出身の学生は「上京して雪から遠ざかっていた。遊びと仕事で雪に触れることができ良かった。都会は忙しい暮らしで騒がしい。新潟の一面を見て将来の選択肢が増えた。」と話していた。
ジャパホでは、観光客にコメ作りなどの農業体験やスノーモービルツアーを提供している。それと同時に、岡沢の住民を巻き込み、地域と一体になった体験型の観光を目指している。
改装中の宿泊施設は、観光客と地域の人たちを結ぶ拠点にする狙いがある。
スタジオジャパホでプロジェクトのプロデューサーの塚田卓弥さんは「民間のやり方で地域に溶け込み、地域の財産に価値をつけているところを見てほしい」と期待していた。
ワーキングホリデーに応募した学生にとっても、新しい働き方を考える体験となった。
学生の一人は「この宿泊施設に雪好きが来ることをイメージするとワクワクする。出会いが新鮮。生き方の参考になる。」と目を輝かせていた。ワーキングホリデーは今月16日まで。学生たちは、地元の町内会長や移住者との意見交換会もおこなうという。
※ご覧の記事の内容は2020年3月10日(火)JCVニュースLiNKで放送予定(TV111ch)初回18:30
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