2020年03月05日 16:19更新

盲目の女旅芸人で最後の瞽女と呼ばれた小林ハルの半生を描く映画「瞽女 GOZE」の先行上映会が来月、リージョンプラザ上越で行われる。上映会に向け、ＮＰＯ法人「高田瞽女の文化を保存・発信する会」が5日記者会見を開き、「障がいがあってもたくましく生きる姿を知ってほしい」と映画をＰＲした。

映画「瞽女 GOZE」の主人公は三条市出身で、最後の瞽女といわれた小林ハル。ハルは生後3か月で失明し、7歳で瞽女になる。映画では、幼少期のハルが母親から厳しくしつけられるようすや、瞽女として力強く生き抜く姿が描かれている。

撮影は上越市でも行われ、市民がエキストラとして参加したほか、高田の雁木や頸城区の白田邸、牧区の棚田などが登場する。

県内では5月の公開だが、上越市では先行上映会が来月26日、リージョンプラザ上越で行われる。上映会に向け、ＮＰＯ法人「高田瞽女の文化を保存・発信する会」の小川善司さんは、記者会見で映画の魅力をＰＲした。小川さん自身もエキストラ出演、雁木で瞽女に道を譲る通行人を演じている。

小川さんは「目が見えない障がいのある人たちが、たくましく生きたことを知ってほしい。人情を持って障がいのある人を支えたことが、この土地の誇りでもある」と話した。

先行上映会の前売りチケットは大人が1,400円、親子チケットが2,000円。リージョンプラザ上越や東本町1丁目の瞽女ミュージアム高田など、市内10か所で10日から販売される。

詳しくは瞽女ミュージアム高田のホームページ（http://www.goze-museum.com/）まで。

なお、ラジオ用に制作されたドラマがFMみょうこう（http://fm-myoko785.jp/info/fm_info-1518）で今月26日（木）まで放送されている。

※ご覧の記事の内容は2020年3月5日（木）JCVニュースLiNKで放送予定（TV111ch）初回18:30
※プレミアム会員 見逃し視聴（配信期間 3月5日 19:00～3月11日 19:00まで）