2020年02月29日 19:19更新

県内で新型コロナウイルスの感染者が確認されたことを受け、上越市は29日、新型コロナウイルス感染症対策本部を設置し、第１回の対策本部会議を開いた。そのなかで、放課後児童クラブの特別開設の日程を当初の予定より前倒しし、臨時休校となる4日（水）から開設すよう調整していることが報告された。

上越市は臨時休校にあわせて、特別開設する放課後児童クラブの期間を3月9日（月）から3月21日（土）（8：30～18：00）までとしていたが、きょう現在、小中学校が休校となる3月4日（水）から開設できるよう調整を進めているという。3月2日（月）には決定し、改めて保護者へ通知する方針だ。

また中学校の卒業式について、休校前の3月2日（月）と3日（火）に行うものについては、感染防止の措置を講じて実施するよう指示。４日（水）以降に予定されていたものは、休校前に行うよう学校に要請しているという。

小学校の卒業式については３月下旬に予定されているため、簡素で効率的な形をとり、実施するよう要請している。

村山市長は「１か月近くにわたることなので、企業で勤める親から、追加してお願いしたいということも多分に出てくると思う。利用できる教室を使うなど、工夫をしながら受け入れをし、保護者の就業の確保にも協力していただきたい」と話した。