2017年04月21日 18:51更新
東京都に本社をおくIT関連企業「テラスカイ」が、上越市本町6丁目に町家を改修したサテライトオフィスを開き、きょう内部が公開された。
サテライトオフィスは、高田の市街地にある空き家や空き店舗への企業の誘致を進めている上越市の協力を得て、地方の産業育成や人口増加を促す総務省の補助事業を活用して整備された。空き家だった町家を耐震性やセキュリティー性を高めたうえで、梁などもともとあった構造物を極力残し、雪国の歴史や文化が感じられる仕上がり。
上越にサテライトオフィスを開いた理由についてテラスカイの佐藤社長は、人材の獲得競争が首都圏で激しさを増しているなかで東京からおよそ2時間の距離で人口が20万人ほどの上越市で人材の確保がみこめること、また社長自身が上越地域の出身であることをあげている。さらに、「いまの社員や入社希望の人に働き方の多様性、会社としての可能性を示したい。達成できればテラスカイの魅力になる」と語った。
オフィスは、今週月曜日から業務を始めていて上越出身者2人をふくむ5人が働いている。
テラスカイでは、今年度に2人来年度に4人の現地採用を予定している。今月29日には、タレントとしても活躍しているテラスカイのジェイソン部長を講師にむかえ、IT業界やテラスカイの業務などについて説明する就職セミナーを開く。
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