2020年02月25日 19:03更新
世界最高齢の男性としてギネス世界記録に認定された上越市浦川原区の渡邉智哲さんが23日、浦川原区の介護老人保健施設「保倉の里」で老衰のため亡くなった。112歳だった。
渡邉智哲さんは1907年明治40年3月、現在の浦川原区に生まれ、今月12日、世界最高齢の男性としてギネス世界記録の認定証を受け取った。長男の妻、洋子さんによると、亡くなる3日ほど前から発熱があり呼吸が荒くなって治療を受けていた。家族が「おじいちゃん、頑張って」と呼びかけると、目を開けて「うん、うん」と答えたという。
渡邉さんは、戦前は台湾の製糖会社、戦後は県の出先機関で定年まで勤めた。5年ほど前から浦川原区の介護老人保健施設「保倉の里」に入所していた。
渡邉さんは昨年末にも体調を崩したが、その後回復し、ギネスの認定証を受け取ったときは、自身が書いた「世界一」の書とともに元気な姿を見せていた。3月5日は渡邉さんの誕生日だった。
洋子さんは「笑顔に元気づけられ素晴らしい人でした。優しくしてくれて感謝しています。ありがとうございました」と話している。
また上越市の村山市長は「いつまでもお健やかにお過ごしくださることを願っておりましたので、残念でなりません。上越市民を代表して感謝するとともに、心よりご冥福をお祈りいたします」とコメントしている。
通夜は27日、葬儀・告別式は翌日にいずれも直江津セレモニーホールへいあんで行われる。
※ご覧の記事の内容は2020年2月25日(火)JCVニュースLiNKで放送予定(TV111ch)初回18:30
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