2020年02月18日 18:59更新
上越市の新年度予算案が18日、発表された。一般会計は約916憶7,900万円と、今年度と比べ約66憶円減った。市では若者や子育て世代に選ばれるまち、住み続けたいまちを実現させるとともに、引き続き、暮らし、産業、交流の3つの重点戦略に力を入れる。
上越市の一般会計は916憶7942万円で、今年度より66憶312万円、率にして6.7%減った。理由は上越体操場ジムリーナや、消防本部新庁舎といった大規模な施設の整備が完了したため。新年度予算の目標のひとつは「若者・子育て世代にとって選ばれるまち住み続けたいまち」を実現することだ。
子育て支援では、月から市民税非課税世帯における小学生の医療費無料化を含めた妊産婦・子ども医療費助成事業に約7億2,200万円を盛り込んだ。仕事づくりでは、製造業の研究開発などを集中的に支援する地域中核企業成長促進事業に約3,300万円。まちづくりを担う次世代の人材発掘や育成では、新規事業として新たに若者が参加しやすい交流会の開催や市の魅力を伝える映像を高校生と制作し発信する。さらに市内の高校生や、上越市出身で市外で暮らす子育て世帯に、市の魅力や子育て支援制度をSNSで発信する。これらの事業に約230万円を計上した。
また今年度に引き続き暮らし、産業、交流の3つの重点戦略に取り組む。具体的には、中山間地域の支援として、地域おこし協力隊を新たな地区にも広げ、地域活動の支援や隊員の定着を図る事業に約4,100万円。農業・農地を守るため鳥獣対策に約1,390万円。さらに上越らしい観光地域づくりとして、観光に意欲的な市民、事業者がつながりを持てる場として塾を開講するなどの新規事業に約200万円を盛り込んだ。
このほか、市では行政組織を見直す。健康福祉部を福祉部と健康子育て部に分け、少子高齢化の課題にきめ細かく対応する。また農村振興課に中山間地域農業対策室を設け、鳥獣対策を強化する。
新年度予算案は28日から始まる市議会定例会で審議される。
※ご覧の記事の内容は2020年2月18日(火)JCVニュースLiNKで放送予定(TV111ch)初回18:30
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