2020年02月08日 20:44更新
上杉謙信の生き方や精神について学ぶ市民団体「義の心」の会は、観光などで上越市を訪れる外国人に謙信の家訓を知ってもらおうと、さまざまな言語に翻訳する作業を進めている。
上杉謙信の家訓は16か条あり、宝在心と呼ばれている。家訓について「義の心」の会の石田明義会長は「相手を責める前に自分の心はどうかを考え、行動するということが書かれている。本当の宝とは、義の心を信じる心の中にある」と話す。
「義の心」の会ではこの家訓を外国人にも知ってもらおうと、会のメンバーで中国人の王佳穎(おうかえい)さんに中国語の翻訳を依頼した。王さんは上越教育大学大学院生で、日本語教育を研究している。中国語の翻訳がこのほど終わり、石田会長が林泉寺で王さんに日本大使の委嘱状を手渡した。
会では観光などで上越市を訪れる外国人に家訓を知ってほしいと考えている。
中国語に翻訳された家訓
王さんは「上杉謙信公は中国でも人気がある。上越市を訪れる外国人やインターネットを通じ、義の心を伝えたい」と意気込んでいる。
石田会長は「春日山城跡などを訪れた際、家訓の内容や義の心を知ってもらい、謙信公の魂に触れてほしい」と話している。
会では今後、翻訳した家訓の活用方法を検討する。家訓は中国語のほかに英訳もすでに終わっている。今後はフランス語など、ほかの言語にも翻訳する予定。
※ご覧の記事の内容は2020年2月10日(月)JCVニュースLiNKで放送予定(TV111ch)初回18:30
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