2020年02月06日 12:32更新
地元で働く人の話を聞いて地域づくりを考える授業が5日、妙高市立妙高中学校で開かれた。
この授業の狙いは1年生全員が地元の職業人から働くことについて学び、妙高市を活性化させる方法を考えることだ。この日は妙高市柳井田町にある「このみ」の相浦孝行社長が講師に招かれた。
このみでは中・高生向けのオリジナル制服をブランド化して全国で販売している。相浦さんは10年以上前、インターネット販売がまだ普及していない時代に、このみのホームページを立ち上げたところ、1か月で120万件のアクセスがあったことを説明した。
相浦さんは当時について「ゴールデンウイークに『横浜や東京から来た』と新井の店にたくさんやって来た」と驚いたという。相浦さんはインターネットだけでなくテレビなど様々なメディアを使って情報発信を続けた結果、現在では海外から注文を受けるようになった。
相浦さんは「制服=規制の象徴。世界で自由化が進む中、制服はほとんど無くなった。このみの制服は自分でコーディネートして選ぶもの。文化を日本の妙高の社長が作ったと、海外では評価されている」と話した。
「このみ」が制服販売をする前の流行 いわゆる「ギャル」や「ルーズソックス」
このみの制服
このあと生徒から「一番大変なことは何だったか?」と質問があり、相浦さんは東京の同業者、ライバルが多いことをあげた。また仕事のやりがいは「うちの商品を選んでもらった時」と答えた。
最後に生徒に向け「(地域の人は)自分の意見 思っていること出すのが苦手。夢や目標は書くとか、人に伝えてほしい」とメッセージを送った。
生徒は「夢は諦めなければかなうことが分かった。将来は漫画家やイラストレーターの道へ進みたい。パンフレットを作り、妙高の良さを広めたい」と刺激を受けていた。
妙高中学校では今後も職業人を講師に招き、来月にまとめの発表会を開く予定。
※ご覧の記事の内容は2020年2月6日(木)JCVニュースLiNKで放送予定(TV111ch)初回18:30
※プレミアム会員 見逃し視聴(配信期間 2月6日 19:00~2月13日 19:00まで)
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