2020年01月11日 14:23更新
上越市のホテルハイマートが製造・販売する弁当「さけめし」が、JR東日本の駅弁コンテストで最高賞を受賞し、10日表彰式が上越市で行われた。
「さけめし」は昆布だしで炊き込んだご飯の上にサケとイクラのたまり付けを、ふんだんに盛りつけた弁当。
JR東日本の駅弁コンテストは、「駅弁味の陣」と題して毎年開催されている。今回は全国から66点がエントリーし、駅弁を食べた人などから2万6,000票を超える投票があった。
その結果、「さけめし」が最高賞の駅弁大将軍に選ばれた。JR東日本の事業創造本部 経営戦略部門の白田義彰部長が、直江津駅前のホテルハイマートを訪れ、山﨑邦夫社長に表彰状を手渡した。
白田部長は「味は間違いない。作り手の真心が伝わる温かい弁当」と絶賛した。
ホテルハイマートの最高賞は8年前、コンテストの第1回で「鱈めし」が受賞して以来、2度目。JR東日本によると、最高賞2回はホテルハイマートが初めて。さけめしは29年前から製造し、現在60代の女性を中心に10人が手作りしている。
製造数は受賞前は1日100個ほどだったが、受賞後は反響があり、倍の200個になった。鱈めしと比べても50個多いという。
10年以上さけめしを作っている女性従業員は「毎日コツコツ作ってきたことが認められてうれしい。地元はもちろん、全国に広まるのも励みになる」と、笑顔で話した。
また山﨑社長は「77歳の女性などが朝早くから作っている。一生懸命にやっていることが受賞につながった」と喜んだ。
さけめしは1,200円(税込)。直江津駅や上越妙高駅で販売されている。また東京駅で全国の駅弁を販売する「駅弁屋 祭」でも3月31日まで買うことができる。
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