2017年04月08日 19:17更新
上越市吉川区であらたに建設されたよしかわ保育園の竣工と開園を祝う式典が、8日、園児や地元の関係者らが出席して行われた。
よしかわ保育園は、吉川区にあった公立の旭保育園と吉川中央保育園、私立の吉川保育園を統合して4月1日に誕生。
過疎化や少子化をうけて、吉川区の地域協議会が4年前に保育園の統合を求める意見書を市長に提出して以来、関係機関などが協議を重ね準備を進めてきた。
こうした経緯もあり、土地と建物は上越市が用意。旧吉川保育園を運営してきた社会福祉法人吉川福祉会が借り受けて運営する。
市によると、行政が施設を新築して法人に運営を委託するケースは、上越市内では初、県内でも珍しい。場所は、吉川小学校などがある区の中心部で、現在、0歳児から5歳児まで77人が在籍。
式典では、園児からお礼の言葉も発表された。保育園を運営する社会福祉法人吉川福祉会の上杉篤史理事長は、「信頼される保育園をめざしたい」と意気込みを語った。