2019年10月16日 17:00更新
上越市の飯地区防犯協会が児童の見守り活動などを35年間続け、地域の安全に貢献しているとして、このほど関東防犯協会連絡協議会から防犯功労団体表彰を受けた。
飯地区防犯協会には上昭和町など13の町内会が所属。昭和59年の結成以来35年にわたって、飯小学校の下校時間になると児童を見守ってきた。また年に2回上越警察署の指導のもと、市内の犯罪状況について研修会を開き、防犯活動に生かしている。
飯地区防犯協会の髙宮宏一会長は「昨年までは飯小学校区に不審者が多く出た。今の時代、父親と母親も勤める時代。そういう子どもが事件に遭うのは耐え難い」と話した。
飯地区防犯協会は、このほど関東防犯協会連絡協議会から防犯功労団体表彰を受けた。これに合わせ、上越警察署の磯野宏三署長から飯地区防犯協会の髙宮宏一会長に表彰状が手渡された。
このあと防犯協会の会員は上昭和町の高齢者世帯などを訪ね、特殊詐欺に注意するよう呼びかけた。
上越警察署によると、今年は管内で特殊詐欺の被害が9件報告され、このうち8件で65歳以上の高齢者が被害に遭っている。被害額は1,500万円あまり。
髙宮会長は「子どもたちが事件に出くわさないように、自分の体が動く限りやっていきたい」と話した。特殊詐欺は、これから10月から12月にかけて被害が増える傾向にあるという。飯地区防犯協会では、警察だけに頼らず積極的に被害防止を呼びかけることにしている。
※ご覧の記事の内容は2019年10月16日(火)JCVニュースLiNKで放送予定(TV111ch) 初回18:30
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