2019年10月11日 18:13更新
大型で非常に強い台風19号は、12日土曜日の午後から13日日曜日の午前中にかけて新潟県に接近する見込みだ。これを受けて、上越市と妙高市は11日昼過ぎ、災害警戒本部を設置した。
気象庁によると大型で非常に強い台風19号は、非常に強い勢力を保ったまま本州に接近している。県内では、12日昼前から風が次第に強くなり、夜のはじめから海岸を中心に暴風となる見込みだ。
12日予想される最大風速は上越の陸上で20m。最大瞬間風速は35m。
風速20mの風は何かにつかまっていないと立っていられないほどの強さだ。
また激しい雨が降る恐れもある。13日午後6時までの24時間に予想される雨量は上越の多いところで300~400㎜の見込み。
こうした中、上越市では警戒本部を設置、11日夕方、会議を開いた。上越市内の指定避難所は129か所あり、会議では、市内の避難所を12日正午から開設することを決めた。対象は各区1か所をふくむ28か所になる。福祉避難所70か所については、あらかじめ対象者に避難の意思を電話で確認のうえ、希望があれば開設する方針。
また、保育園はあす通常通り開園し、警戒レベル3が発令された場合、状況をみながら、それぞれの指定避難所に避難させるという。
一方、妙高市には指定避難所が193か所ある。妙高市では11日昼過ぎ、警戒本部を設置した。今後の台風の状況をみて各区長と相談しながら避難所を開設していく方針だ。
状況によっては停電も予想される。その場合、防災ラジオや防災行政無線、あんぜんメールなどで情報を確かめることが大切だ。また、早めに避難所の確認や水や非常食、懐中電灯などを用意したい。
このような中、上越市の名立漁港では、釣り船や漁船が台風の接近に備えていた。
釣り船の船長は、「気圧が低くなると高潮になる。反対側の岸壁からロープを張って船が岸壁にぶつからないように固定するしかない」
漁船の船長は「これから船を波の影響を受けないよう陸にあげる」と話し、準備を進めていた。
※ご覧の記事の内容は2019年10月11日(金)JCVニュースLiNKで放送予定(TV111ch) 初回18:30
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