2019年07月04日 15:21更新
妙高市にある関山神社の火祭りが7月13日から始まる。本番へ向けて、地元の若者たちが棒使いなどを披露する“仮山伏の演武”の稽古に励んでいる。
県の無形民俗文化財にも指定されている仮山伏の演武は、400年以上前、戦国時代の山伏たちが神社を守ろうと武術を身に着けたのが始まりとされている。
演武は毎年、地元の若者6人が2人1組となって、六尺棒や長刀を使った22通りの舞を披露する習わし。稽古は今月2日から始まり、毎晩神社の境内で行われている。
かつては地元の若衆誰もが山伏の役を望み、演武を任されるのは大変名誉なことだった。今年は初めて参加する若者が2人。
左:羽鳥隼平さん(24) 右:川上陽祐さん(23)
ふたりは幼馴染で、ともに小さい頃から仮山伏の演武に憧れていたという。とはいうものの、稽古は初めてのことばかりで、先輩から手取り足取り指導を受けている。
羽鳥さんは「見る立場では何がすごいか曖昧で分からなかった。自分で動きをやって、体の使い方など高度な技術が盛り込まれていることが分かった。今やれて嬉しい!」と目を輝かせている。
本番まで10日ほど。果たして新人2人の演技は間に合うのか…?
指導役の内田祥吾さんは「かつてなく覚えが良いので心配していない。隼平君は なめらかな形のいい棒使い。陽祐君は力強い迫力のある棒を見せる」と話す。
若者会会長の宮下陽介さんは「大勢の前でやるので緊張しないよう、練習の成果を出してほしい」とエールを送る。
火祭りは7月13日から関山神社で始まる。
※ご覧の記事の内容は2019年7月4日(木)JCVニュースLiNKで放送予定(TV111ch) 初回18:30~
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