2017年03月19日 18:18更新
(19日 左:近藤明男 監督 右:高橋惠子さん)
長野県上田市出身の病理学者の生き様を描いた映画が高田世界館で上映されている。公開を記念して19日には近藤明男監督と出演した女優の高橋惠子さんが訪れ、舞台あいさつした。
映画「うさぎ追いし~山極勝三郎物語~」はかつて上越市も撮影の舞台になった映画「ふみ子の海」の監督、近藤明男さんがメガホンをとった新作。長野県上田市出身の病理学者、山極勝三郎(やまぎわ かつさぶろう)の生き様を描いた映画。
勝三郎は大正時代に世界で初めて人工的なガンの発生実験に成功させ、ガンの原因や治療法研究の礎を築き、ノーベル賞候補に度々推薦された人物。
映画は昨年末から公開され、上田市が上越市の姉妹都市であることから3月18日より高田世界館でも上映がはじまった。上映2日目のきょうは、近藤監督と勝三郎の娘役を演じた女優の高橋恵子さんが舞台あいさつし、トークショーも行われた。
高橋さんが「ただいま」と会場に声をかけると、観客からは拍手が沸き起こった。高橋さんは「ふみ子の海」にも出演していて、当時のロケの思い出で話に花を咲かせた。「うさぎ追いし」については、「日本人として誇りを感じさせていただきながら出演させていただき、光栄です」と。また上越については「雁木を見てこっちに帰ってきたなと感じた」と話した。
トークショーの後には2人によるサイン会も行われ、長い列が出来ていた。「うさぎ追いし~山極勝三郎物語~」は今月31日まで高田世界館で上映されている。
※2017年3月21日 ニュースLiNKで放送 初回18:30~