2019年05月05日 15:27更新
こどもの日の5日、上越市頸城区の「くびき野レールパーク」で、蒸気機関車「コッペル号」などの車両が特別公開され、家族連れなど大勢の人たちでにぎわった。
くびき野レールパークは、昭和46年に廃線になった頸城鉄道の百間町駅があった場所を、地元のNPO法人「くびきのお宝のこす会」が公園として整備し、頸城鉄道で活躍していた蒸気機関車2号機「コッペル号」をはじめ、ディーゼル機関車などを当時の姿のまま保存している。
普段は非公開だが、年に6回一般公開が行われている。
こどもの日の公開は今回が5回目。毎年400人ほどが訪れる人気のイベントとなっている。目玉は、ディーゼル機関車「DC92」とエンジン付き客車「ホジ3」の乗車体験。受付開始直後から多くの家族連れが訪れ、順番待ちの列が出来ていた。車両に乗った地元の男性は「昔は何回か乗った。懐かしさと期待感でワクワクしている」。また、大阪在住で実家の百間町に帰省中の家族からは「地元にこんな歴史的な乗り物があったということを子どもたちに伝えたい」と話していた。
車両は、園内に整備された線路を往復する。新元号”令和
”のプレートが着けられた機関車が出発すると、線路脇で待ち構えていた人たちは、一斉にスマートフォンやカメラのシャッターを切っていた。
他にも、トロッコ列車を真似た手押しの乗り物も人気で、小さな子どもたちが楽しそうに乗っていた。
くびきのお宝のこす会の西山義則会長は「かつてこの地に頸城鉄道が走っていた。どのような感じで走っていたのかを想像しながら乗って欲しい。嬉しい声が届いているのでこれからも続けていきたい」と話していた。
※ご覧の記事の内容は2019年5月7日(火)JCVニュースLiNKで放送予定(TV111ch) 初回18:30~
※プレミアム会員 見逃し視聴(配信期間日5月7日 19:00~5月13日 19:00まで)
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