2019年04月18日 15:59更新

妙高市民の民生委員・児童委員の協議会総会が開かれ、高齢者からの相談が年々増え続けていること、さらに80代の親が、引きこもる50代の子どもを支える、いわゆる「8050問題」が大きな課題となっていることが報告された。

妙高市の民生委員・児童委員は現在83人。また、児童を中心に活動する主任児童委員が6人。委員は住民が抱える問題の相談に乗るほか、住民と福祉サービスをつなぐパイプ役として日々活動している。昨年度（平成30年度）委員によせられた住民からの相談支援件数は2297件だった。このうち、もっとも多かったのが在宅福祉サービスや買い物、ゴミ捨ての支援など、介護保険外サービスについての相談で165件だった。この背景には高齢化とあわせ、ひとり暮らしが増えていることなどがあると指摘。

また、全国的な問題になっている「8050問題」が妙高市でも増えている実態が報告された。

協議会の飯吉悟会長は「この問題は見逃せない。40～50代は就職難だった世代。これからの収入面が心配。協議会としても何とかしていきたい」と話している。また、民生委員・児童委員が昨年度、市民を訪問した回数はのべ1万2千回を超えていることに対しては「民生委員の活動は大変なこと。昨年と同様、市民と行政のパイプ役として今年も活動していきたい」と話した。妙高市の65歳以上の人の割合は、昨年12月末現在で35％を超えている。

※ご覧の記事の内容は2019年4月18日（木）JCVニュースLiNKで放送（TV111ch） 初回18:30～
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