2019年04月18日 15:11更新

上越市で1か月の間に交通死亡事故が2件発生したことを受け、上越警察署は緊急対策として18日、事故が起きた大潟区潟町地区の高齢者世帯を訪問し、事故防止を呼びかけた。上越市内では4月12日の夜、大潟区潟町の国道8号線で道路を渡ろうとしていた86歳の女性が軽乗用車にはねられ死亡した。また3月20日の夜、板倉区高野の新井柿崎線で歩行中の51歳男性が軽乗用車にはねられ死亡し、1か月の間に2件の交通死亡事故が起きたことから、上越警察署では4月13日から「交通事故緊急シャットアウト対策」を実施している。今回、警察官をはじめ市の職員、交通安全協会や地元町内会など25人が5班にわかれ、事故のあった大潟区潟町と九戸浜の高齢者世帯約50件を訪問し、事故防止を呼びかけるとともに反射材のついたリストバンドや靴に貼る反射材シールを配布した。
上越署管内では去年1年間に発生した死亡事故は5件。今年はすでに3件と去年の同じ時期より1件増えている。また人身事故は4月17日現在で62件にのぼり、そのうち半数は高齢者が関わる事故だった。上越署の大島真一交通課長は「高齢者の歩行者は夕暮れから夜間の外出はできる限り控えるようお願いしたい。どうしてもという場合は明るい服装や夜光反射材の活用を。事故は他人事ではない。本人の注意はもちろんだが一緒に暮らす家族からもぜひ『気を付けて』と一声かけてもらえれば。」と注意を促していた。

※ご覧の記事の内容は2019年4月18日（木）JCVニュースLiNKで放送（TV111ch） 初回18:30～
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