2017年03月05日 20:09更新
ジュニアスキーの競技人口の拡大に向け、妙高市内の小学生がオリンピック選手からクロスカントリーの技術を学ぶ催しが、3月5日に国立青少年自然の家で開かれた。
妙高市体育協会が、スキーを楽しむ妙高市内の子どもの人口を増やし、将来のオリンピック選手の輩出につなげようと初めて開催。講師は妙高市出身で、クロスカントリースキーで冬季オリンピックに4大会連続出場した横山寿美子さんと、同じく3大会連続出場した恩田祐一さんの2人。
恩田祐一さん(左)と横山寿美子さん(右)
参加したのは妙高市内の小学生25人で、初級、中級、上級の3つのクラスに分かれ、クロスカントリーの技術を学んだ。このうち、上級コースでは恩田さんがこどもたちに片足でスケーティングや滑走をするよう指導し、重心を保ってスキー板に乗るコツが伝授された。
片足で斜面を滑り 重心を保つ練習
恩田さんは「基本の中の 基本。自分も子どもの頃、重視して教わり、それがオリンピックにつながった。今そういう指導が減ってきているのかなと見てとれた。妙高からオリンピック選手が出てほしいし、地元の子の技術レベルは高い。ジュニアの指導者のおかげ。うまく小・中・高とつないでほしい」と未来のオリンピアン輩出に期待を込めていた。
一方、横山さんは「まずはみんながスキーを楽しんで、一生懸命やってくれればよい。その結果として、五輪に関わらず、色々な大会に出ていってほしい。」と、クロスカントリースキーのすそ野の拡大を望んでいた。
参加した小学生も「アドバイスやヒントをもらって、もっとスキーをやりたいという気持ちになった。」とオリンピアンの先輩の期待に応える感想を話した。
妙高市体育協会では来年以降もこの指導会を続けていく考え。
※2017年3月6日 ニュースLiNKで放送予定 初回18:30~