2019年03月27日 17:13更新
上越市在住の70代男性が特殊詐欺で442万円の被害に遭っていたことがわかった。現在、上越警察署では捜査を進めている。
上越警察署によると、今年2月下旬、男性の自宅に弁護士事務所を名乗る男から電話があり、「あなたは、訴えられている。裁判を和解に持ち込むために、一旦、あなたの財産を無いように装うので、キャッシュカードを取りに行く」などと話した。その後、弁護士事務所を名乗る20代前半くらいの女が自宅を訪れ、男性はキャッシュカード2枚を渡した。
その後再び弁護士事務所を名乗る男が電話をかけてきて、男性からキャッシュカードの暗証番号を聞き出した。その際、用が済んだらキャッシュカードを郵送すると言われたが、一か月ほど経った今月26日になっても、カードが返ってこなかった。
そこで男性が口座を凍結しようと27日、金融機関を訪れたところ、今月中旬までに約30回に渡って、合計442万円が口座から引き落とされていたことがわかった。ただちに男性は警察に被害届を出した。男性は一人暮らしだということ。
今年に入って上越市での特殊詐欺の被害は初めて。
上越警察署では、自宅の電話は常に留守番電話に設定することや、防犯機能を備えた電話用機器を設置すること、お金が関係する電話があった際には親族に相談するなど特殊詐欺の被害に遭わないよう注意を呼びかけている。
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