2019年03月05日 16:16更新
無線で接続する高速インターネットサービス「らくらくWiFi」が、今月1日から上越ケーブルビジョンで始まった。これにあわせて、上越教育大学はらくらくWiFiを教育分野に活かす実験をJCVと共同で行うことになり、5日にセレモニーが行われた。
セレモニーには、上越教育大学の川崎直哉学長とJCVの齋藤俊幸社長などが出席し、開局と実験開始を祝った。
らくらくWiFiサービスは、JCVが設置する無線基地局の周辺で下り最大110Mbpsの高速通信を可能に。基地局が設置されるのはJCV本社と上越教育大学の2か所で、それぞれ半径およそ1.5㎞がサービスエリアになる。
対象世帯は、約4,300世帯。契約した人は専用の受信機を置くだけで、WiFi通信でのインターネットが利用できる。このサービスの特徴は、アパートやマンションなどこれまでJCVの光回線を通しにくかった所でも工事せずに利用できること。
上越ケーブルビジョンの齋藤俊幸社長は「基地局2局でスタートしたが順次増設しエリア拡大を図る。有線サービスと無線サービスとの連携が新たな発展の礎になる」と話した。
一方上越教育大学では、キャンパス内にある校舎と宿舎の両方でインターネット環境が整うことから、学生の利便性向上に期待している。また、附属小学校と附属中学校もエリアに入ることから、教育実習で利用していくことにしている。上越教育大学の川崎直哉学長は「今は何でもネットで調べる時代。学校現場で調べられるのが大きい」と話した。
JCVではこの設備を県や上越市と連携し、川の水位の監視に役立てることにしている。無線カメラを基地局のエリア内に設置し、水害の危険性がある場所の映像をリアルタイムで利用者や関係機関へテレビやインターネットで提供する計画だ。
JCVらくらくWiFiは初期費用3,000円、工事は不要。月々の利用料は最低利用期間12か月以上で1,900円。
詳しい問い合わせは、JCVフリーコール、0120-988-945まで。なおJCVでは今後妙高市でもこのサービスを展開する計画。
※ご覧の記事の内容は2019年3月5日(火)JCVニュースLiNKで放送(TV111ch) 初回18:30~
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