2019年02月26日 18:11更新
畳作りの日本一を決める「技能グランプリ」が今週末、神戸市で開かれ上越市の磯貝畳店の磯貝清英さんが出場する。本番をまえに意気込みを聞いた。
上越市中央にある磯貝畳店、3代目の磯貝清英さん。
磯貝さんが出場する技能グランプリの畳製作部門には、全国から畳職人28人が出場。本番では、畳1畳分と床の間ござを手縫いで作る。26日は本番を想定して畳のへりの仕上げ作業に取組んだ。
これは幅落としと呼ばれる作業。30年間愛用している包丁で、一気に切り落とす。簡単な作業に見えるが、側面はまっすぐではなく3㎜傾けてある。これは型枠に収めるための工程で、熟練の技が求められる。
磯貝さんは19歳の時に専門学校で技術を学び、以来30年間畳を作ってきた。磯貝さんが技能グランプリに出場するのは今回で6回目、これまでに銅賞を3度受賞している。磯貝さんは「日本一になりたい。これまでは少しの厚みの差で減点された。わずかなミスでも日本一を目指している人が集まるから命取りになる」と大会の厳しさを語る。
なぜ6回目も挑戦するのか尋ねると「自分だけのためならもういいかと思う自分もいる。本当に日本一になりたい理由は金をとってからいいたい」と答えた。
磯貝さんが出場する技能グランプリは今週末3月2日(日)に神戸市を会場に行われる。
※ご覧の記事の内容は2019年2月26日(火)JCVニュースLiNKで放送(TV111ch) 初回18:30~
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