2019年01月24日 08:30更新
上越警察署管内で昨年1年間に発生した特殊詐欺の被害額が8,000万円を超え、県内30署の中で最も高いことがわかった。被害の多くは自宅まで金を受け取りに来ていて、警察で注意を呼びかけている。
上越警察署によると、管内における特殊詐欺の被害は昨年1年間で15件あり、被害額は約8,400万円にのぼった。前の年と比べ件数は変わらないものの、被害額は3倍に増えた。被害者のうち3分の2が65歳以上の高齢者。
上越警察署生活安全課の山本条太郎課長は、「昨年の被害額は、県下ワースト1」と振り返る。
手口は大きく分けると架空請求詐欺、オレオレ詐欺、融資保証詐欺の3つ。このうち最も多かったのが架空請求詐欺の7件。内容は、インターネットサイトの利用料金の支払いを求めるものや、法務省の名をかたり「消費料金に関する訴訟最終告知のお知らせ」と書かれたハガキを送って金をだまし取ろうとしたものなど。
また被害15件のうち、8件が自宅まで金を受け取りにきた。山本課長によると、北陸新幹線の上越妙高駅を使い、東京から金を受け取りに来るという。
警察では市の安全メール、チラシ、老人会などで注意を呼びかけている。
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