2019年01月14日 19:25更新
成人の日の14日、上越市新町の町内会で、さいの神が行われた。
400世帯、約800人が暮らす新町町内会。さいの神は、40年以上続く伝統行事。毎年、成人の日に行っていて、今年も150人を超える人が集まる中、盛大に行われた。玉串奉てんなどの神事の後、年女・年男により点火。炎は、一気に燃え上がった。
さいの神に使われる竹や藁などの材料は全て町内で調達。役員や青年会などの男集30人が、午前中作業に当たった。今年は例年になく小雪のため、雪ふみなどは必要なく30分ほどで完成したという。
会場では、お酒や甘酒の振る舞いのほか、餅つきも行われ、参加者はつきたての餅をほおばっていた。
また、さいの神の火でスルメやチクワを焼き一年の健康を願う、昔ながらの光景も多く見られた。
町内会長の星野正彦さんは「町内みんなで和気あいあい楽しく一年間過ごせれば。さいの神は、一番大事な行事。無くさないように毎年子どもたちにも見てもらい、伝統を残していけるようにしたい」と話していた。
13日には昭和町2丁目でも行われた。前日から大・小2つのさいの神を用意。
当日は約700世帯から約800人が参加し、お祓いをした。会場では13もの臼で餅をつき、参加した住人に餅が振る舞われた。今年から子ども用の杵と臼も用意され、子ども達は大人に負けじと餅をついた。
町内会長の阿部清隆さんは「“住みよい町づくり”のために、普段は顔を合わせることのない人とも関わる機会を増やしていきたい」と話していた。
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