2019年01月09日 17:01更新
昨年春、上越市の朝市でコーヒーを販売していた店が、県の条例で認められていないとして店をたたんだニュースを覚えている人はいるだろうか?
閉店を惜しむ声が少なくなかった中、新潟県は、先月、食品衛生法施行条例の一部を改正し、朝市でコーヒーなどの飲み物を販売できるようにした。改正を受けて、朝市の出店者や利用者からは歓迎の声が上がっている。
画像はイメージ
新潟県では、これまで定期的に行われる市場で販売できるのは、野菜、魚、惣菜などに限っていた。
高田の朝市(平成3年)
上越市高田地区の朝市では、数年前から一部の出店者がコーヒーを提供していたが、上越保健所からコーヒーの販売は認められていないと指摘を受け、昨年3月、出店を取りやめた。
高田の朝市(平成29年)
その後、朝市の関係者や地域から販売を要望する声が上がったこともあり、県は条例の一部改正を県議会に提案。去年12月21日、議決された。条例が改正されたのは3年半ぶり。
これによってコーヒー、紅茶、緑茶などの飲み物は、提供する直前に加熱し、使い捨ての容器に入れる条件で、販売できるようになった。また、ペットボトルなどの既製品に入っている清涼飲料水なども、使い捨て容器で販売できる。
上越市の朝市では出店者が減っている中、利用者などから歓迎の声が上がっている。
高田の朝市(平成31年1月9日)
三和区から高田の朝市に通う男性は「気軽においしいコーヒーが飲めればいい。盛り上がるものがないと」。また出店者からは「朝市の出店をやめる人は多い。出店が増える分にはいいけれど、このままでは衰退してしまう。今回の改正をきっかけに、いろんな人に出店してほしい」と、若者などの出店に期待を寄せていた。
※ご覧の記事の内容は2019年1月9日(水)JCVニュースLiNKで放送(TV111ch) 初回18:30~
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