2018年12月23日 19:55更新

 全国各地の高校生がインターネットを通じて教育や地域格差など課題について意見を交わす「全国高校生衛星生中継」が23日開かれ、学生が将来について話し合った。

全国高校生衛星生中継は、疑問や関心のあることを話し合うことで、お互いの考えを深めようと大阪府の高校生が企画した。

全国各地の高校生同士が都道府県ごとに集まりインターネットを介して意見交換をする初めての試み。企画をはじめ、運営も全て高校生が行う。初開催のきょうは、新潟県をはじめ、京都府や神奈川県など15都道府県の高校生が参加した。

話し合うテーマは、教育の他、地元の活性化や高校生の政治関心の3つ。このうち、新潟県の会場、上越市レインボーセンターには、市内の高校生７人が集まり、地元の活性化について何をするべきか話し合った。

地域の偉人や観光名所を広く周知することや名産品を一つに集めてインターネットで販売すること。首都圏にある企業を田舎に誘致し人口を増やすなどのアイディアが出された。

この後、同じテーマについて話し合っていた他県の高校生とインターネットを繋ぎ意見を交換した。参加した高校生は「新潟県の強みを生かして地域の活性化ができればという意見を出した。他の高校生の意見を聞き、具体的に考えられていてすごいと思ったし、良い刺激になった」と話していた。

今回、全ての会場と繋ぎ、それぞれまとまった意見を報告する予定だったが、接続がうまくいかず、動画や文章での発表となった。

全国高校生衛星生中継は、今後も継続的に開催する予定で、今回の意見をまとめて次に何ができるかを検討することにしている。