2018年12月03日 19:12更新

上越・妙高市内の小・中学校でインフルエンザの感染による学級閉鎖や学年閉鎖が相次いでいる。ことしの特徴や対策を上越市栄町2の塚田こども医院に聞いた。塚田こども医院では11月26日、今シーズン初めてとなる感染者の受診があり、以降12月4日午前中までの1週間で20人がインフルエンザで受診した。 塚田次郎院長は「すでに流行が始まったかに見える。学校の子どもが部活を通して感染が広まり、そこから家族、友人に広がっている。地域全体の拡がりになるかはまだ分からないが、例年同様1月から2月に大きな流行となり、それまでの間は少しずつの発生だろう。」と話す。その上で現在最も有効な対策としてワクチンの接種をあげた。おおむね12月いっぱいまでならどの医療機関でも対応してくれるという。また県の注意報・警報発令後は不要な外出や人ごみを避けること。普段からの手洗い・うがいを心がけることをあげた。また、抗インフルエンザ薬としてはタミフルが知られているが、これまで原則中止されていた10代への投与がことしから解禁された。塚田院長は「タミフルを含め、薬を飲む飲まないに限らず、部屋を飛び出すなどの異常行動が起こりうることが分かった。異常行動は熱が下がり具合が良くなれば心配はいらない。熱のある間はそういう行動が起こらないよう誰かがそばにいてあげてほしい。」と話している。
あわせて一回の内服で効果がある新薬「ゾフルーザ」もことしから市場に出回っていて、塚田こども医院でも使用し、効果は出ているという。

※ご覧の記事の内容は2018年12月3日（月）JCVニュースLiNKで放送（TV111ch） 初回18:30～
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