2018年11月29日 16:31更新
妙高山と火打山の自然環境を守るため、登山者から入域料を受け取る社会実験が10月に行われた。その結果が29日に公表され、登山者など2,963人から146万円の協力金が集まったことがわかった。
社会実験は、入域料を妙高山・火打山の登山道整備やライチョウ保護のために役立てようと環境省と妙高市が協力して実施した。妙高戸隠連山国立公園が全国初めてのケース。
社会実験は10月1日から21日までの間、笹ヶ峰、燕温泉、新赤倉の3つの登山口で実施され、登山者一人あたり500円の協力金をお願いした。結果は下記の通り。
■協力者:2,963人(登山者以外の協力者も含む)
■金額:146万277円(500円以外の金額も受付)
■協力率:75.1%(登山者3,459人 協力者数2,963人)
また、下山時に登山者におこなったアンケートの結果も公表された。2,837人を対象に、1,486人から回答があり、回収率は52.4%だった。
協力金の支払い義務に関する問いかけには、58.1%が「原則登山者全員が支払うべき」、36.5%が「協力したい人が支払うべき」と回答した。また、支払ってもよいと思う金額について、500円が最も高い59%。次いで1,000円が15.2%、300円が13.5%だった。
環境省と妙高市ではこれらの結果をふまえ、今後、有識者の意見を聞くなど課題を整理し、導入に向けて具体的な検討を進めていくということ。
社会実験の結果の詳細はこちら http://www.env.go.jp/press/106156.html
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