2018年11月25日 19:40更新
建設が進められている国道253号線、上越三和道路の上を歩いて渡る見学会が25日開かれた。国道253号線、上越三和道路は国道18号線の寺ICから三和区本郷までを結ぶ全長7kmの高規格道路。「上沼道」でおなじみの上越魚沼地域振興快速道路の一区間で、平成13年から建設が始まった。今年度中に寺ICから鶴町ICまでを結ぶ3kmの区間が開通する予定。見学会は道路の建設状況や工事業務を広く知ってもらおうと工事連絡協議会と高田河川国道事務所が開いたもので、100人の募集定員を大幅に超える256人が参加した。開放された道路の上には工事機械の車両が展示されたほか舗装前のコンクリートに落書きする催しも行われた。また、建設区間の地盤が軟らかいため、盛土の下には深さ50mに及ぶ杭が打ち込まれていること、盛土の重さを抑えるために路面の下に巨大な発砲スチロールのブロックを入れた特殊な工事を行っていることも紹介された。参加者は普段見ることのできない工事現場や風景の写真をとりながら「こんなに早くできるとは思わなかった。早く全線開通してほしい。」「道路の両側とも景色がきれい。山を見て事故起こさないようにしなければ」「早く車で走ってみたい」と話していた。
高田河川国道事務所によると上越三和道路全体の工事進捗率はことし3月現在32%だが、今年度開通予定区間は9割以上に達している。
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