2018年11月24日 20:25更新
上越市で活動する春日サッカースポーツ少年団のホームグラウンド、春日多目的広場が今年限りで使用できなくなる。少年団は、24日、サヨナラセレモニーとして団員やOBによる最後の親善試合をおこなった。
春日山駅前にある春日多目的広場の広さは、約2,000㎡。空き地だったことから春日サッカースポーツ少年団が22年前に借り受けてネットやゴールを整備し、練習場所として利用してきた。
しかし、土地を所有するガス水道局がこの場所に移転することになり、今年限りで利用できなくなった。サヨナラセレモニーは最後の思い出にと開かれたもので、現役の団員と団を卒業した中学生など約120人が参加した。この日は前日に降った雨のため水たまりが残るあいにくのコンディションだったが、参加者は22年間の感謝の気持ちをこめてプレーした。
イベントの駆けつけたOBは「毎週練習してきたところ。無くなるのは残念だが、ここで練習したからこそ今があると思える場所であってほしい。」と名残惜しんでいた。
春日サッカースポーツ少年団の卒業生は22年間で600人以上。進学や就職で県外に出た人も多く、そうした人にとってここは大切な場所だ。
少年団を運営する春日サッカーコミュニティの米田代表は「卒業生はここを母校のように思っていて帰省した時に訪れ心にとめていく。場所は移るがこの灯を絶やさず、今の子供たちが父親になってその子供が入団できるようこのクラブを残していきたい。」と話していた。
春日サッカースポーツ少年団は、今後、上越高校や小中学校のグラウンドで練習を続けることにしている。
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