2018年10月12日 19:14更新
応用微生物学の世界的権威で、上越市出身の坂口謹一郎博士にちなんで作られた発酵食品の弁当が、ことしも「越後・謙信SAKEまつり」で販売されることになった。
坂口謹一郎博士の功績を紹介している顕彰委員会が企画し、去年に続き、高田ターミナルホテルが作った。おかずは9品。塩麹トマトソースのひじきハンバーグ、粕漬けサーモンのおからロール、塩麹のっぺ、ヨーグルトを使った出汁巻き玉子、甘酒のローストポークなど。どれも塩麹や味噌など発酵食品が使われていて、食材のうまみやコクを引き出している。
発酵食品を使うと、中に含まれるオリゴ糖の働きで腸の動きが活発になり、代謝が上がるという。塩分は控えめにした。
粕漬けサーモンのおからロール
高田ターミナルホテルの小林真也料理長は「腸内の善玉菌が増えることで、体全体の健康につながる。つまり〝腸美人〟になれる」と、弁当の特徴を話す。12日は上越市内で試食会が開かれた。試食したのはSAKE祭り会場で弁当を販売する「上越美魔女委員会」のメンバーだ。
「上越美魔女委員会」では「塩分は控えめだが、塩麹などの味付けでおいしく食べることができた。弁当を販売するときは、味を説明できるようにしたい」と、話していた。「サカキンさんのおべんとう」は今月20日、21日、上越市高田の本町商店街で開かれる「越後・謙信SAKEまつり」で販売される。値段は1,500円、2日間合計で160個限定。
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