2018年10月12日 13:36更新
パワースポットをパワーアップ!
上越市大和地区の大和神社境内にある大ケヤキを観光客が安全に見学できるよう11日、樹木医による保全作業が行われた。
大和神社の大ケヤキ。高さ27m、幹回りは6.6m。樹齢は推定350年。近年は幹の中心部が腐って空洞化するなど、傷みが目立ってきた。こうしたなか、地元の有志でつくる「上越妙高駅と共に歩む会」では、幹が崩れて見物する人に被害がでないよう、樹木医が安全措置を施した。
作業は、空洞化した部分を杉の皮や竹を使ったベルトで巻き、さらに化粧縄をかけた。樹木医は「木の皮を傷つけると菌が入り腐るので気を付けてベルトを巻いている」と慎重に作業を進めていた。
この他、大ケヤキの近くに穴を掘り、腐葉土や堆肥を施す土壌改良も行われた。木を元気にするには、根の先端から栄養をとりやすくすることが大事で、その位置を確かめながら土壌改良が進められていた。
こうした措置は今年6月に続いて2回目。「上越妙高駅と共に歩む会」では、大ケヤキを上越妙高駅の近くにあるパワースポットとして、観光客などにアピールしたいと話している。
地元住民は「何百年もここに……雷にも耐えた、これを語り継いでいかないといけないね。あ~パワースポットになったね」と笑顔を見せる。
上越妙高駅と共に歩む会の石平会長は「環境省の巨樹巨木ホームページに紹介してもらえることになった、多くの人に見に来てほしい」と話している。
※ご覧の記事の内容は2018年10月12日(金)JCVニュースLiNKで放送(TV111ch)初回放送18:30~
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